2019/12/07(更新:2021/06/15)
「動画編集ソフト【iMovie】を使って動画編集をはじめたいけど、操作方法が全然わからないです。iMovieの見かたを知りたいな。iMovieを覚えてYouTuberになりたいです。」
このような方へ向けて、「iMovie」の基本的な「画面の見かた」を解説をします。
本記事の内容
・ iMovieをはじめる方向け【iMovieとは】
・ iMovie起動時の各種名称
・ 動画編集画面の各種名称
iMovieをはじめる方向け【iMovieとは】
iMovieとは
iMovieは、Apple社が提供している「Mac OS」「iOS」専用の【動画編集ソフト】です。
iMovieはMacに標準搭載されている動画編集ソフトですので、Macを持っている方はパソコンに最初から入っています。そのため無料で動画編集をはじめることができます。また、誰でも動画編集が簡単に行えるように開発された「動画編集ソフト」ですので、超初心者の方の入門ソフトとして適している動画編集ソフトになります。
とてもシンプルに作られている動画編集ソフトですので、これから動画編集をはじめたいと考えている方が一番はじめに挑戦するには最適な動画編集ソフトです。
最低限必要となる動画編集機能は搭載されていますので、これからお手軽に動画を制作してYouTubeに動画をアップして稼ぎたいと考えているような方にはおすすめできる動画編集ソフトでが、「Adobe Premiere」などの他の有料動画編集ソフトと比べると動画編集機能が劣るため、本格的なクオリティの高い映像制作を行う場合には不向きな動画編集ソフトとなります。
iMovie起動時の各種名称
iMovieを起動すると、まずつぎの「3つの項目」を選択する画面が表示されます。それぞれについて順番に解説します。
メディア画面
メディア画面は、「Macの中」または「接続しているHD」に保存されているビデオ、写真、音楽などをiMovieへ読み込む際に使用する画面です。
新規で動画を制作する際には、編集画面からも「ドラッグ&ドロップ」で動画を取り込むことができるので、使い方に個人差はありますがこのメディア画面をわざわざ使わなくても動画制作はできます。
プロジェクト画面
プロジェクト画面は、「新規作成」または「過去に制作した」プロジェクトを管理する画面になります。この画面からプロジェクトを選択し、「動画編集画面へ」進みます。
基本的にiMovieを起動したらこの「プロジェクト画面」から進めていき新規動画の制作を行なったり、過去の制作動画を改めて編集したりします。
※プロジェクトとは: iMovieでは、動画を作り上げていく際の「編集作業を行なっているデータ」のことをプロジェクトと言います
Theater画面
Theater画面は、コンテンツを iCloud 写真に移動させたり、制作したムービーを iCloud 写真に保存して、Apple TV などのほかのデバイスで観ることができます。その際に使用します。
個人差はありますが、あまり使わない機能になります。
※ 2019/06/21より、iMovieのTheaterからの共有は対応がしなくなりました。
動画編集画面の各種名称
1 ツールバー
「プロジェクト」「メディアライブラリを表示/隠す」「読み込み」を選択するボタンです。
・プロジェクト
プロジェクトの管理画面へ戻ります
・メディアライブラリを表示/隠す
制作している最中の動画編集データをプレビューする画面が開きます
・読み込み
動画編集を行う際の素材データを読み込みます
2 コンテンツライブラリ
・マイメディア
「プロジェクトメディア」や「ライブラリ」を表示させます
・オーディオ
編集に使用することのできる「オーディオデータを表示」させます
・タイトル
iMovieにデフォルトで入っている「タイトル入力」のテンプレートを表示させます
・背景
iMovieにデフォルトで入っている「地図」と「背景」を表示させます
・トランジション
iMovieにデフォルトで入っている「トランジション(エフェクト)」を表示させます
3 ブラウザ
「2 コンテンツライブラリ」で選択した項目を表示させる領域です。
4 エフェクトメニュー
取り込んだ動画に対して編集を行う場合の「エフェクト」を選択します。
・カラーバランス
対象の動画に対して「色の調節」を行います
・色補正
対象の動画に対して「色の補正」を行います
・クロップ
対象の動画に対して一部分の「切り取り」を行います
・手ぶれ補正
対象の動画に対して「手ぶれ補正」を行います
・ボリューム
対象の音源に対して「音量の調節」を行います
・ノイズリダクションおよびイコライザ
対象の音源に対して「ノイズの軽減」や「イコライザ調整」を行います
・速度
対象の動画や音源に対して「速度の調節」を行います
・クリップフィルタとオーディオエフェクト
対象の動画や音源に対してデフォルトで用意されている「クリップフィルタ」の適用や、「オーディオエフェクト」の適用を行います。
・クリップ情報
対象の動画や音楽の「情報」を表示させます
5 ビューワー
タイムライン上で編集を行なっている「動画を表示」させる領域です。
6 「再生」「スペース」「クリップ移動」
タイムライン上で編集を行なっている動画の「再生」「停止」を行います。
タイムライン上の編集中の動画の「クリップ(編集ポイント)」を移動します。
7 スライダー
タイムライン上に表示している動画の「表示サイズ」を調節します。
このスライダーを適度に調節し、編集作業を行いやすくします。
8 タイムライン
iMovieに取り込んだ動画をタイムライン上に配置し、「動画の編集」を行います。
9 共有ボタン
制作した「動画の書き出し」や、「SNSへ共有」などを行います。
動画編集を行い、動画ファイルのデータとして書き出しを行う場合はこの「共有ボタン」を押して、「ファイル」を選択して動画ファイルの書き出しを行います。